早稲田中学校

早稲田中学校
早稲田大学の系属校であり、かつ進学校でもある
交通地下鉄東西線:早稲田駅「3b」の出口から徒歩1分
公式HP
早稲田中学・高等学校 公式ページ
傾向と
対策

 算数
 設問15問前後。式や考え方を答える設問は出されません。図形に関する出題が多く総点の半分を占め、特に立体図形の問題に特色があります。また男子難関校では珍しく一行問題も多く出されます。
 後半の問題は男子難関校ではよく出される種類の問題が並びます。試験により問題の難度差があり合格点が大きく変わります。

 設問数の割に出題範囲が広いので、まず塾の授業に合わせて単元別に漏れなく勉強していく必要があります。塾の指導内容が一通り終わった段階で、一度過去問に取り組み、出題内容や難度を確認し、併せて移動・切断・回転などの難しい図形の問題を中心に練習するのとよいでしょう。小6の9月以降、一般的な模擬テストに加えて学校別の合判テストを受けたり、学校別の講座を受けたりすることも必要です。

 国語
 いろいろな種類の文章が出され詩歌の鑑賞・解説文が出されることもあります。ここ数年で選択式の問題が大幅に減り設問数は以前の7割程度になっています。その中で漢字・語句の問題も出されるので、読解に関する問題は少ないほうです。しかし、心情や原因を説明する記述が出されるようになり全体的な難度はあまり変わっていません。

 他ではあまり出されないジャンルやテーマの文章も出されるので、小5までの時期はいろいろな文章を読んで、読書経験を多く積んでおく必要があります。設問が少ないので読み間違いや内容の取違いが合否を分けます。内容を整理しながら読む習慣をつけることが大切です。小6の9月以降は問題集や過去問だけでなく、いろいろ模擬テストを受けて新しい文章に取り組むとよいでしょう。学校別の対策講座や模擬テストを利用するのも良いでしょう。

 理科
 大問は物理・化学・生物・地学から分野別に出されます。基本知識をそのままの形で問うものは少なく、原因や理由を併せて考えさせたりする設問が多いです。また、図やグラフなどの資料を参考にして解く問題が中心で、物理・化学は実験のデータを利用して考える問題もあります。他の男子難関校に比べるとかなり易しい印象を受けますが、説明文や設問をよく読んで解かないとミスをしやすくなっています。

 まず各分野の基本事項を正確に覚えることが大切です。塾の授業の復習ではテキストの重要語句の意味・内容、実験・観察の手順・結果などをノートに整理していくと良いでしょう。疑問の箇所はその都度解決しておくことが大切です。問題練習は単元を選ばずに全範囲の標準から発展レベルの問題をやる必要があります。実験・観察に関する問題は過去問を繰り返して慣れるとよいでしょう。

 社会
 出題形式が一定しません。ふつう大問は地理・歴史・公民の分野別に出されるが、関連事項が分野を超えて問われます。図・表による資料が少なくなり説明文が長いです。専門的な難しい表現も使われることも多く、詳しい知識が要求されます。歴史上の事件の説明など、やや難しい記述が出されるようになり、全体的に難しくなっています。

 出題範囲が広く専門的なので、いろいろな方法で知識を増やすことが大切です。時事問題以外にも、TVや新聞・雑誌で取り上げられた地理・歴史・政治に関係する特集に関心を向けておくのがよいでしょう。小6の11月以降は時事問題集を購入して憶え、さらに特有の「硬い」表現に慣れるために過去問を繰り返し解くと良いでしょう。

備考早大への内部進学枠は5割程度で、半数ほどの生徒が東大や慶大などの難関他大学にチャレンジする。主要科目の先生の殆どが「6年間持ち上がり制」 
過去問
TOPカテゴリ私立男子校一覧私立女子校一覧私立共学校一覧偏差値表(男子)偏差値表(女子)
posted by 学校情報調査委員 | コメント(0) | トラックバック(0) | ◆わ行の学校

早稲田実業学校中等部

早稲田実業学校中等部
早稲田大学系属、人気の共学校
交通JR中央線国分寺駅より徒歩7分
公式HP
早稲田実業学校 公式ページ
傾向と
対策

 算数
 大問数は5題前後。試験時間が60分あるので、じっくり取り組む事ができます。構成は、始めの2〜3題が計算問題と応用小問の集合題で、あとは応用問題です。
 最初の応用小問は特殊算や図形が多いです。やや難解なものも含まれますが、基礎を十分に理解していれば解ける問題です。計算問題は複雑で、分数や小数を組み合わせたもの、逆算など計算ミスを犯しがちなものが度々出されます。
 応用問題は、設問順に誘導がかけられて段階的に解答できるものが多いです。集合・場合の数・図形などの単元がよく取上げられる傾向にあります。点や図形のの移動にともなう、面積変化や速さも問題には注意が必要です。

 全般的に計算の正確さと思考力・推理力の有無がポイントになります。毎日コンスタントに計算練習を行い、多少複雑な計算にも果敢に取り組む事です。また思考力を養うために基礎力を十分に身につけた上で、数多くの問題をこなしてみる事です。他校の入試問題も含め多くの応用問題に触れる中で、問題に対するセンスを磨きましょう。


 国語

 例年大問が2〜3題で、試験時間は60分です。出題文は非常に広範囲にわたっており、各大問とも総合読解形式になっています。しかもあらゆる種類の文章から作問されているため、小問の内容もバラエティに富んでいます。知識問題よりも、読解中心の構成です。
 解答形式は近年記述の割合が増えています。ただ、記号選択式の方が多い年度もあります。

 とにかく読解力の養成が必要です。色々な種類の本をたくさん読みましょう。文章に慣れるために、身の回りの新聞や雑誌の記事や読み物、教科書、参考書など、文の要旨を捉え、メモをとりながら読む癖をつけることをお勧めします。知識に関しては、まとまった参考書を1冊仕上げておけば十分でしょう。


 理科
 大問数は3〜4題。30分です。用語や数値を記入するものと、記号選択式で、文章記述問題はありません。
 理科の基礎知識を幅広く試す問題が多く、基礎的な学習を積み重ねた生徒に有利です。実験・観察・観測を元にした問題も多く出されます。

 単なる知識だけではなく、論理的に考える力を必要とする問題も少なくありません。実験、観察などには積極的に取り組み、結果を表やグラフなどを活用してノートにまとめるようにすると良いでしょう。また、まとまった参考書を中心に幅広い基礎知識を確実に身に付けましょう。そして、数多くの問題をこなす事です。身近な自然現象にも関心をもち、なぜそうなるのか?を追求するようにしましょう。


 社会
 大問数が3〜4題、全部で20〜30問です。解答形式は、記号選択が少なく、用語記入や内容説明の記述式が大半です。しかし、内容説明もそれほど長いものではありません。細かい知識というよりも、基礎知識を試す事に中心を置いています。各分野の基礎的な事柄を幅広く学習しましょう。

 地理では地図帳をフル活用して地勢や地名などを覚えると同時に、工業地帯の殆どが太平洋岸にあるのはなぜか、米の生産量が北海道や東北地方で多いのはなぜか、など、産業の特徴とその理由にも目を向けましょう。歴史では年表作りがお勧めです。時代の前後関係や重要人物とその影響などもまとめておきましょう。政治では憲法の基本的な内容、特に三権の仕組みについて理解しておきましょう。時事問題が絡むことが多いので、常にニュースに関心を持つことも必要です。
また、早稲田実業に関係のある事柄がよく出題されるので、ノートにまとめておくと良いでしょう。
 
備考 女子は、募集人数も少なく、女子御三家と並ぶ難関レベル。
 さらに2009年度から初等部からの持ち上がりの学年となり、募集定員が男79名、女42名とおよそ半分になり、ますます狭き門となった。
ちなみに08年入試の実質倍率は男女ともに4.5倍程度。

 早大の系属校で純粋な付属校ではないが、同様な位置付けの早稲田中・高よりも内部進学率が高い。早大進学を考えて中学受験をする生徒にはお勧めである。
 共学化により難度がかえって上昇した。高校入試では理工・政経・法学部の難関学部への進学が有利な高等学院(付属校/男子校)を上回る難関校になっている。
過去問
検索
TOPカテゴリ私立男子校一覧私立女子校一覧私立共学校一覧偏差値表(男子)偏差値表(女子)
posted by 学校情報調査委員 | コメント(1) | トラックバック(0) | ◆わ行の学校



Copyright (C) 2007 by 中学受験 - 首都圏中高一貫校情報, All Rights Reserved.

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。