女子学院中学校 | |
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自由な校風が人気の女子御三家の一つ | |
交通 | 東京メトロ有楽町線麹町駅 5・6番出口より徒歩3分 JR市ヶ谷駅・都営新宿線市ヶ谷駅 2・3番出口より徒歩8分 |
公式HP | 女子学院 公式ページ |
傾向と 対策 | 処理力がとても高く、4科のバランスの取れた学力の生徒に有利です。 算数 例年5〜7題の出題で、全体量としてはそれほどの変化は見られません。制限時間40分で考えると、やや多い分量と言えます。 毎年のように出題される計算問題は、基本的には応用小問と組み合わせて出されており、計算力が重視されていることには間違いありません。 全体として各分野の基礎的な問題から、応用問題までをカバーした標準的な問題といえますが、それぞれ思考力を要するものが工夫される傾向にあるので、注意が必要です。 出題は解き方と正確さを求める事にありますので、全問に手をつけるよりも、最初に全問に軽く目を通し、すぐに出来そうな問題から先に取り掛かり、1つでも確実に正解するように心がける事です。小6後半には過去問を時間を計って十分に解きこなし、短時間で正確に得点する訓練をするべきです。よく出題される単元で苦手と思う分野は他の有名中学の問題なども参考にしながら演習を重ねて、苦手意識をなくしておきましょう。 国語 大問数は3〜4題、設問総数は30問前後と、分量としてはやや多めです。2〜3題の読解問題が中心で、これに漢字や熟語に関する問題がしばしば加えられます。解答形式は、選択・記入・記述式など様々な形式がバランス良く配分されています。全体的には標準的な問題ですが、設問の多くは読解を主体としており、深い内容把握、的確な文脈理解がなければ正答は難しいものが多いです。 正確な読解力をつけることが何よりも大切です。論説・説明文、小説・物語、随筆・紀行、そして詩も含め、各種の問題の素材に対してしっかりとした読解方法を身につけるためにも、それぞれの典型的な文章を精読しておきましょう。漢字・語句・文法に対する勉強も必要な事は言うまでもありません。 理科 問題量が多い上に、手ごわい問題が揃っています。単なる暗記は通用しません。実験や観察に関する問題の比重が高く、漠然と大小や正誤を答える解答はなく、量的にきちんと答えさせるものが多いです。また、大半の問題には実験図やグラフが添えられており、その読み取りが出来なければ、解答は得られないようになっています。 分野を問わずよく考えられた問題で、雙葉中の問題と共に、女子校・理科の双璧をなすものと言ってよいでしょう。 早い時期からきちんと計画を立てて勉強する必要があります。豊富な知識が生かせる問題もあるのである程度の暗記は必要です。例年出題の多い実験・観察の問題ですが、教科書に出てくる代表的な実験を元に出題されますので、まず実験の目的や方法、どういう結果が出て、どんな判断を下すのかをきちんと理解しておく事です。さらに過去問に取り組んで、応用的な問題への対応に慣れておくようにしましょう。出題範囲が広範囲で一定していないので、抜けのないように学習しておきましょう。 社会 例年大問が2〜4題ですが、小問が60〜80問と多い上に引用される文章も長めのものが多いので、手際よくこなしていく必要があります。問題の大半は選択式や適語を書き込むもの、正誤問題などで、答え方はそれほど難しくはありません。 主要な出題分野は日本地理、日本歴史で、これに政治が加わり、時には世界歴史が時事問題に結びつけて出題されます。最近では、地図・表・グラフなどを用いた読図題が多く取上げられています。各分野とも資料を元にした出題が多くなっており、単なる知識量ではなく、思考力・理解力が必要といえます。 内容的にはそれほど難解な問題は見られませんが、独特の掘り下げた内容のものが多く、十分な対策が必要と思われます。例えば地理では地形図の決まり(縮尺・方角・等高線・地図記号など)をよく理解しておく事が第一ですし、最近の産業動向を把握する意味で「日本国勢図会」を一読しておくと良いでしょう。 歴史では、歴史上の事件や人物の業績が歴史にどのような影響を与えたか、その原因となったものは何かなどを正確に理解しておく事が重要です。政治では、日本国憲法に基づく民主政治の基本的なあり方を正しく離隔すると共に、公害・汚職事件、貿易摩擦など時事問題に対する勉強も必要です。 |
備考 | 校則は4つ。制服もないプロテスタント校 |
過去問 |
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