筑波大学附属駒場中学校 | |
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天才が集まる最難関の国立中学校 | |
交通 | 京王井の頭線 駒場東大前駅(徒歩10分) 東急田園都市線 池尻大橋駅(徒歩15分) |
公式HP | 筑波大学附属駒場中学校 公式ページ |
傾向と 対策 | 算数 大問4題で40分という形式が定着しています。内容からすると、キツイ試験です。 極端に難しい問題ではないにせよ、非常に練られた問題です。冷静な判断力と的確な推理力が必要です。 特に図形問題は中心となり、単純に長さ・角度・面積・体積を求めさせるものはなく、図形の移動に伴う面積の変化やグラフの読み取りをするもの、平面図形の分割と並べかえ、荘子の利用による求積・面積比、図形上の点の移動と数の性質を利用するものなどと、総合問題形式で取上げられています。 合格点がかなり高いため、特に算数の出来・不出来が合否決定のポイントになります。日頃の計算の正確さと速さを鍛えると同時に、まず過去問などを使って図形問題を研究することです。場合の数や規則性についての問題も非常に推理力・思考力が問われるので、ただ闇雲に解くだけではなく、自分の解法をじっくり検討する事も大切です。限られた時間の中での問題の選別力も必要で、順番に解かずに、解きやすい問題から解いていく事も必要です。まずは9割の得点を目標に一度手をつけた問題は必ずものにしましょう。 国語 長文読解総合問題が2題・独立題1題の合計3題という組み合わせで出題されます。内容的には標準的な高校入試問題程度のレベルで難問ぞろいです。さらに40分なので、1つの設問にこだわっていると時間がなくなります。時間配分に注意を要します。 論説文・物語文あるいは随筆文が長文読解で出されますが、とくに物語文は大人の読書向けに書かれたものが多く、主人公の心情なども捉えにくい感じです。あらゆる角度から国語力を問おうという姿勢が感じられます。 独立題は詩や短歌・俳句、言葉の決まりや慣用句の問題が加わることがあります。登場人物の心情、難しい表現の解釈、詩の内的構造など細かい鑑賞力が必要とされます。 精力的に読書をし、的確な読解力を養いましょう。定評のある作家や新聞のコラムや社説などを読むことを習慣化させると良いです。読み終えた後は、読みっぱなしにするのではなく、意識的にあらすじをまとめたり、テーマを考えてノートにまとめておくべきです。 理科 設問数20題程度。記号の選択、適語や数値の記入のほか、短めの文章記述や作図もほぼ毎年見られます。 あらゆる分野から出題されますが、特に水溶液の性質と力のつり合いがよく目に付きます。酸・アルカリ、中和だけではなく、気体の発生や沈殿、温度と溶解など水溶液全体の知識を必要とするものや、てこ・バネ・輪軸などが個別に問われていて、有名私立中などでよく見られる総合設問はむしろ少ないようです。 特に難しい問題ではなく、全体的な知識、基礎的な事項の理解を要求してきますので、教科書や副教材などを念入りに読み、各単元を完全にマスターすることが最良の勉強法です。特に実験・観察の時間にはその方法・目的・結果・結論を整理しておくと良いでしょう。しかし、僅かなミスも許されませんので、設問を早合点してしまわないように最善の注意を払う必要があります。 社会 大問は3〜4題で、小問数が20題前後です。選択式が殆どで、記述や用語記入はあまり出されません。 問題数はあまり多くありませんが、問題文は長く、読みこなすのに意外と時間がかかります。選択肢も紛らわしいものが多く、程度の高い問題です。 地理のみならず、歴史においても地図やグラフ・表などの統計資料を用いた読図問題が多いです。 統計資料を読み取り、そこからさらに関連事項を問う形式なので、暗記による知識の蓄えが必要なのは言うまでもなく、その知識に基づいてさらに応用・発展させる脳力までもが必要になります。国勢図会などもできる限り目を通して、日本の産業・世界との結びつき、各産業や貿易の歴史などにも注意しておく必要があります。 歴史なども大きな流れを掴むだけでなく、細かい知識も正確に覚えておく必要があります。 |
備考 | |
過去問 | 筑波大附属駒場中学 過去問 |
筑波大学附属駒場中学校
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