早稲田実業学校中等部 | |
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早稲田大学系属、人気の共学校 | |
交通 | JR中央線国分寺駅より徒歩7分 |
公式HP | 早稲田実業学校 公式ページ |
傾向と 対策 | 算数 大問数は5題前後。試験時間が60分あるので、じっくり取り組む事ができます。構成は、始めの2〜3題が計算問題と応用小問の集合題で、あとは応用問題です。 最初の応用小問は特殊算や図形が多いです。やや難解なものも含まれますが、基礎を十分に理解していれば解ける問題です。計算問題は複雑で、分数や小数を組み合わせたもの、逆算など計算ミスを犯しがちなものが度々出されます。 応用問題は、設問順に誘導がかけられて段階的に解答できるものが多いです。集合・場合の数・図形などの単元がよく取上げられる傾向にあります。点や図形のの移動にともなう、面積変化や速さも問題には注意が必要です。 全般的に計算の正確さと思考力・推理力の有無がポイントになります。毎日コンスタントに計算練習を行い、多少複雑な計算にも果敢に取り組む事です。また思考力を養うために基礎力を十分に身につけた上で、数多くの問題をこなしてみる事です。他校の入試問題も含め多くの応用問題に触れる中で、問題に対するセンスを磨きましょう。 国語 例年大問が2〜3題で、試験時間は60分です。出題文は非常に広範囲にわたっており、各大問とも総合読解形式になっています。しかもあらゆる種類の文章から作問されているため、小問の内容もバラエティに富んでいます。知識問題よりも、読解中心の構成です。 解答形式は近年記述の割合が増えています。ただ、記号選択式の方が多い年度もあります。 とにかく読解力の養成が必要です。色々な種類の本をたくさん読みましょう。文章に慣れるために、身の回りの新聞や雑誌の記事や読み物、教科書、参考書など、文の要旨を捉え、メモをとりながら読む癖をつけることをお勧めします。知識に関しては、まとまった参考書を1冊仕上げておけば十分でしょう。 理科 大問数は3〜4題。30分です。用語や数値を記入するものと、記号選択式で、文章記述問題はありません。 理科の基礎知識を幅広く試す問題が多く、基礎的な学習を積み重ねた生徒に有利です。実験・観察・観測を元にした問題も多く出されます。 単なる知識だけではなく、論理的に考える力を必要とする問題も少なくありません。実験、観察などには積極的に取り組み、結果を表やグラフなどを活用してノートにまとめるようにすると良いでしょう。また、まとまった参考書を中心に幅広い基礎知識を確実に身に付けましょう。そして、数多くの問題をこなす事です。身近な自然現象にも関心をもち、なぜそうなるのか?を追求するようにしましょう。 社会 大問数が3〜4題、全部で20〜30問です。解答形式は、記号選択が少なく、用語記入や内容説明の記述式が大半です。しかし、内容説明もそれほど長いものではありません。細かい知識というよりも、基礎知識を試す事に中心を置いています。各分野の基礎的な事柄を幅広く学習しましょう。 地理では地図帳をフル活用して地勢や地名などを覚えると同時に、工業地帯の殆どが太平洋岸にあるのはなぜか、米の生産量が北海道や東北地方で多いのはなぜか、など、産業の特徴とその理由にも目を向けましょう。歴史では年表作りがお勧めです。時代の前後関係や重要人物とその影響などもまとめておきましょう。政治では憲法の基本的な内容、特に三権の仕組みについて理解しておきましょう。時事問題が絡むことが多いので、常にニュースに関心を持つことも必要です。 また、早稲田実業に関係のある事柄がよく出題されるので、ノートにまとめておくと良いでしょう。 |
備考 | 女子は、募集人数も少なく、女子御三家と並ぶ難関レベル。 さらに2009年度から初等部からの持ち上がりの学年となり、募集定員が男79名、女42名とおよそ半分になり、ますます狭き門となった。 ちなみに08年入試の実質倍率は男女ともに4.5倍程度。 早大の系属校で純粋な付属校ではないが、同様な位置付けの早稲田中・高よりも内部進学率が高い。早大進学を考えて中学受験をする生徒にはお勧めである。 共学化により難度がかえって上昇した。高校入試では理工・政経・法学部の難関学部への進学が有利な高等学院(付属校/男子校)を上回る難関校になっている。 |
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女子にとっては、かなり厳しい受験ですね。