麻布中学校

麻布中学校
伝統ある自由闊達な進学校 男子御三家の一つ
交通地下鉄日比谷線「広尾」、地下鉄南北線「麻布十番」、JR山手線/東急目黒線/地下鉄南北線・三田線「目黒」
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麻布中学校 公式ページ
傾向と
対策


  算数

 例年、大問数が5題前後で、1題に関して2〜3題程度の小設問がついています。試験時間は60分。小設問の順に追って解いていけば、問題解法の見通しが立つように工夫されています。
 毎年よく出る内容としては、まず図形。複雑なものも多く、答えの糸口をつかむのに苦労するかもしれません。
 濃度や速さを含めた割合に関する問題は、素直な問題が多いです。
 また、場合の数も図形と絡めて出題されることが多く、どれも結構面倒で、緻密さと根気が必要です。
 全体的には計算力のみならず問題の本質を追究していく論理的思考力が必要とされる問題です。

 応用問題といっても、超難問は少なく、基本的事項の組み合わせです。計算力と同様に基礎的事項の定着を手抜かりなく、スピードと正確さを鍛えておくことです。
 応用力はすぐ解答を見てしまわずに、時間をかけてあらゆる角度から考えてみることです。その積み重ねで思考力・推理力が養われていきます。
 難しい問題を自分の力で最後まで考え抜くという作業が非常に有効です。


  国語

 長文読解問題1〜2題に設問数11〜14問という構成になっています。これだけみると少ないようですが、実際の問題の長さ、書く分量の多さを考えると、時間はいくらあっても足りないほどです。解答形式はほぼ記述式です。問題文は、小説・物語文や伝記に属するものがとびぬけて多く出されており、論説・説明文、随筆文のたぐいはほとんど見当たりません。したがって、設問も登場人物の心情や文学的な表現の正確な理解と本格的な記述に主眼をおいたものが中心です。
 問題用紙2枚前後におよぶ長文で読み込む力が要求され、さらに出題文の内容や登場人物の心情、語句や理由の説明を100字程度で書かせる設問など、表現力を要求した本格的な記述問題が出題されます。

 本格的な読解力と表現力を身につけるために、とにかく自分に興味のある本を読み、それについての感想文を書いてみることです。感想文や嫌なら自分で考えたり想像して物語の続きを書くのも良いでしょう。
 問題文にある物語の引用文のような短い文ばかりを読んでいては本当の力はつきません。小説、物語、伝記、童話、何でもよいので、自分の好きなものを選んで1冊ずつ読み進めていくと良いでしょう。
 その感想を原稿用紙1枚くらいでよいので、書いてみて、先生や家族に見せて添削してもらうだけで、書く力、表現力につながります。


  理科

 大問は4題程度、解答記入箇所は30前後あり、50分の試験時間からみると適量といえます。ただし、問題の説明文が長かったりして、ペース配分を考えないと時間が足りなくなるおそれがあります。
 実験・観察の解釈が中心で、まず実験・観察についての文章やデータなどが示され、その後に設問がつけられています。問題文が長いので、素早く読み取ることも合否を左右する鍵となります。
 また、計算問題も重視されるので、特に「力とエネルギー」を中心に計算問題を勉強しておく必要があります。

 ここ数年の特徴としては、宇宙開発、公害、水問題など、新聞・テレビなどを通して目に触れることの多い事柄をメインテーマに掲げ、それについて様々な角度から考えさせるような総合問題の登場があげられます。
 日頃からそういったものに関心を寄せて、科学的な思考力を養っておくことです。


  社会

 例年、非常に長い文章を用いた総合問題が1題出されます。形式としては、あるテーマについて深く幅広く検討出来るような文章と地図、史料、統計資料などをまず示し、そのテーマについて様々な角度から小問が設定されています。
 これまで、400字以上に及ぶものが出されたこともあり、単に答えを書くだけでなく、自分の考えや意見をまとめて整理して書くことが要求されているようです。
 つまり、断片的な知識ではなく、例えばある地方について、歴史上の出来事や現在の生活や産業の様子、特色、発展の経緯や原因、問題点など様々な角度からの総合的な知識や思考力を問う問題です。

 基礎を固め、そのうえで応用力をつけるのが確実な方法ですが、応用的な勉強法として、提案しておきます。

○地理:関東、東北など地方ごとに区切り、まずその地方の歴史を調べてみる。また、農産物、工業原料、工業製品の移動を追ってみる。また、産業の立地条件、発展の歴史、問題点について整理してみる。
○歴史:時代ごとに全事項を覚えるだけでは応用が効かないので、ある地域ごとに、また、政治・経済・文化・外交などの分野ごとにまとめて歴史の流れを追ってみる。
○政治:政治の仕組みがどのように発達してきたかを考える。また、世界各国でどのような政治が行われているかを調べる。
○その他:身近なニュースの時事事項に関心を持ったり、日本や世界各地の地誌・歴史・伝記など好きな本を読むことも大切です。その際、地図や年表などを手近におくように。

備考合計点のみの判断で、教科ごとの足きりはなし。

「自立自主」「自由闊達」明文化された校則はなく、服装も自由。
ただし、大きく逸脱した時は本当の指導が始まり、担任と夜までとことん議論することも。
中1で柔道、剣道を選択し、5年間続ける。
中2で中学の内容を全て終える。
外に向けて個性を発信する積極性。のべ2万人以上の来訪者を集める文化祭を毎年実施。
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posted by 学校情報調査委員 | コメント(0) | トラックバック(0) | ◆あ行の学校
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