海城中学校 | |
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「新しい紳士を育てる」伝統ある名門男子校 | |
交通 | JR山手線 新大久保駅より徒歩5分 地下鉄副都心線 西早稲田駅より徒歩5分 |
公式HP | 海城中学校 公式ページ |
傾向と 対策 | 算数 例年大問が6問前後、設問数は13問前後とほぼ一定しています。はじめの1題は計算問題と応用小問の集合題で、残りは2〜3の小設問を含む応用問題です。 解答形式は、解答だけを書き込むようになっていますが、なかにはグラフや平面図形などの作図もあります。 全体的に、難問というよりは、推理力、思考力、判断力などを試そうとしている点に特徴があります。 試験時間は50分ですが、内容の濃い問題が揃っているので、時間的に余裕があるとはいえません。 正確な知識や適切な考え方を上手に用いる力、解答をすばやく導き出す計算力が要求されます。 基本的な解法を身につけるための問題練習と、計算などの処理スピードを高めるためのトレーニングが必須です。普段からやや難しめの問題に対して時間をかけて解法を導き出したり、他の解法がないかなど、思考力を磨きましょう。小6の秋以降は過去問の研究に取り組みとよいでしょう。 国語 例年長文読解が2つ出題されます。解答形式は選択式がやや多めですが、50〜100字程度の記述問題もあり、まとめる力、表現する力がかなり求められます。なかには300字ほどの作文に近い自由記述などもありますから、50分の試験時間内でこなすためには時間配分に注意する必要があります。 全体的に思考力・表現力・知識・感性を総合的に試す、ハイレベルな内容といえます。 まず、特徴でもある記述問題をクリアすることが必要です。普段の読書は当然のこと、読書後に感想文を書いたり、要旨をまとめる練習をしておくと良いでしょう。 理科 大問はほぼ4題で、物理・化学・生物・地学の各分野から出題されます。小問の数はどれもかなり多く、記述式の設問も目立ちます。計算問題も豊富で、なかには複雑なものもみられ、なかなかてごわい内容となっています。 特徴としては取上げられる題材が新しい事で、例えばアブラゼミの羽化の観察、採集した土の水を通す速さの実験、光のつくる色など、これまでの中学入試では殆ど扱われていないものばかりで、出題者が苦心のあとが伺えます。高度の知識はあるに越した事はありませんが、それよりも初めてみる問題に対して、持っている知識をフル活用する本当の応用力が求められる問題といえるでしょう。 科目の特性上、どうしても実験・観察に関する問題が多く出されます。さまざまな実験や観察などに関する知識をきちんと覚えるとともに、「なぜそうなるのか」という疑問を持ちながら学習する姿勢が大切です。疑問点は参考書や理科事典で調べたり、科学館などで実際に触れてみたりするとよいでしょう。 社会 ほかの中学でもあまり類をみないユニークな形式になっており、グラフや写真などを見て論述させる問題(100〜200字のものが3問程度)を中心とした総合問題1題だけです。総小問数も10問足らずと少ないですが、出題内容の濃さや記述の多さに圧倒され、試験時間の45分内に解き終えるのは難しい事がわかります。小問には基本的な問題と本格的な記述問題がおよそ半分ずつありますが、もちろん記述問題がメインです。 レベルが高く、出題内容も3分野にわたって色々な知識が要求されます。 政治の分野では、日頃からニュースや新聞などに目を向けてみることをお勧めします。ニュースを通して国際関係や国内の政治情勢の知識を深めていくと良いでしょう。 地理については、白地図の利用をお勧めします。自分の手で実際に作業することによって視覚的理解が得られ、より理解を深めましょう。 歴史は全体の大きな流れを掴んでから、細かい事象について身につけていくようにしましょう。大きな出来事は年号を覚えておく必要もあります。有名な歴史上の人物の伝記や歴史小説などを読むのもお勧めです。 |
備考 | 海軍予備校として創立されたが、現在は「新しい紳士」を育成するのを使命とする。「調べて表現する」機会が多い。社会科の論文のレベルの高さには定評がある。 校地は1万3千u。06年に新校舎完成。 |
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